星たちとの記憶 -1985~乗鞍の宇宙(そら)

全般

乗鞍岳は岐阜県と長野県にまたがる剣ヶ峰を主峰とする山々の総称で、車やバスでいける国内最高の標高2700mの畳平駐車場があります。
 1980年頃から星見のメッカとしてマニアが集うようになり、新月の頃は、駐車場にはたくさんの望遠鏡が並んでいました。
 ここへのアクセスは、岐阜県側からは乗鞍スカイラインという快適な山岳有料道路があり、富山からも行きやすく、僕のいた富山大学天文同好会でも、毎夏、いくつものグループが訪れていました。 

 乗鞍スカイラインは反対側の乗鞍エコーラインも含めて夜間は通行止めになり、明け方のご来光のバスが来るまでは、余計な光の心配が不要です。 
 なお、乗鞍スカイラインは、エコーラインとともに、2003年からマイカー乗り入れ禁止となり、今は、バスやタクシーでしか行くことができなくなりました。
 大きな望遠鏡を持ち込むことはもう難しいのではと思います。  
 当時はキャンプはできないものの、車中泊はOKだったので、車の中や、こっそり隠れて、ガスで自炊もでき、お金のない学生の星見人にとっては、夏は暑い下界から逃れて星見三昧で過ごすことができる最高の避暑地でした。

  ここの星空は本当に素晴らしく、40年たった今でも忘れられません。

左下の光はの陸路コロナ観測所のドーム。2010年で観測を終了し、2025年に建物も解体されたそうです。

上記の写真は、当時流行っていたネガフィルムのサクラカラーSR1600でガイド撮影で撮ってものです。
今はデジタルカメラの性能が上がっているので、短時間で素晴らしい写真を撮ることができますね。
乗鞍での写真はネットにもたくさんあがっていますし、フォトコンテストも実施されているようです。
また行きたいと思いつつも最後に行ったのは1996年。30年行けずじまいです、、、
コメントお待ちしております。

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